Kickstarter

Kickstarterとは2009年に設立されたアメリカ合衆国の民間営利企業で、自社のウェブサイトにおいてクリエイティブなプロジェクトに向けてクラウドファンディングによる資金調達を行う手段を提供している[1]。

自主製作の映画、音楽、ジャーナリズムに向けての舞台芸術や漫画、コンピュータゲーム、食関連[2]といった多種多様な試み[3]に対して資金調達を行なっている。寄付と同様の扱いであり、投資者に資金を返済する義務はない。人々は金を稼ぐためにKickstarterのプロジェクトに投資することは出来ず、感謝のパーソナルノート、カスタムTシャツ、プロジェクト関係者との会食といった形のある賞品やこの場でしか味わえない経験、もしくは新商品のお試しと引き換えにプロジェクトのバックアップのみを行える[4]。

2014年5月、日本では「クラウドファンディング法案」が成立。未上場企業による資金調達にまつわる、トラブル防止のためのガイドラインが整備されていくことで、日本国内のクラウドファンディングサービスの活用が、より活発化していきそうだがーー。ニッチなニーズを叶える面白い発明やプロジェクトを直接支持できるクラウドファウンディング。まだまだ可能性を秘めた仕組みだけに、このような詐欺にも近い事例が起きないように整備して欲しいものだ。