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酸化グラフェン膜

水を完全に濾過して安全に飲めるようにするべく英国のチームがつくりあげたのが、小孔の大きさを最適化させるとともに膨張を防ぐ酸化グラフェン膜だった。彼らは膜の両面にエポキシ樹脂を使うことで、97パーセントの塩化ナトリウムをブロックできることを示した。

「原子スケールの小孔をもつ酸化グラフェン膜を実現することには、重要な意味があります。これをきっかけに、塩分除去テクノロジーの効率を向上させうる新たな可能性が開けるでしょう」と、論文著者のラーフル・ナーイルは説明する。

彼はこうも語っている。「最終目標は、最小のエネルギーで、海水や排水から飲料水を生み出す濾過装置をつくり出すことです」

私たちの試算では、30lのユニットがあれば、それは飛行機に持ち込み出来るスーツケース程度の大きさで、MOFで言えば5kg程度に相当します。
それで4人家族が1日暮らせる水が手に入ります。

このMOFを使った装置は全体としてまだ研究段階ですが、企業もその商用化に向けたスケールアップを開始したところです。Wangさんいわく、中には高価なMOFもありますがありますが、この実験で使っものは1kgあたり10ドル(約1,100円)程度だそう。

(この装置は)とても安く作れて、ある時点ではさらにコストを下げることもできるでしょう。このプロトタイプのミソとなる素材は、「金属有機構造体」またの名をMOF(MetalOrganicFramework)という物質です。