好酸球

好酸球は,寄生虫感染やアレルギー疾患で増加します。 増殖・活性化因子は インターロイキン3と5およびGM-CSFというサイトカインである.これらの因子は好塩基球の増殖・活性化因子でもあるので,好塩基球の数は10分の1であるが,好酸球と同時に増減することが多い.
好酸球の顆粒の中にはアルギニンやリジンを多く含む塩基性の蛋白がつまっている.そのため酸性色素により強く染色される. 代表的な塩基性蛋白としてmajor basic protein (MBP),eosinophil cationic protein (ECP)がある.いずれも,寄生虫や気道上皮粘膜などを強く傷害する作用がある.後者は好酸球が活性化されているかどうかの検査としてしばしば用いられる.
また好酸球は喘息(ぜんそく)のようなアレルギー反応にも関与しています。